東野 圭吾 「秘密」、「手紙」 [読書]
事故の後遺症(?)で、娘の体に妻の魂がのりうつり、傍目には妻を亡くした父と娘として生活していく。
妻は人生をやり直してるかのごとく学校生活を楽しむが夫は割り切れず・・・
ラスト、すでに妻の人格が消えているはずの娘が結婚するのだけど、でも実は記憶は消えてない??
って感じで終わるのですが、二人の選択が切なくて泣けます。
殺人を犯してしまった兄を持つ弟の話。
殺人犯の弟ということで、何も悪いことをしてないのに差別をうけていったり進路が希望通りに進まなかったりと理不尽な扱いをうけていく。
一方の兄はそんなことは知らず、時々近況報告の手紙を書いてよこし、いつしか手紙すら読まなくなる弟。
加害者の家族のこと、考えたことなかったけど、こういう扱いをやっぱり受けてしまうんだろうなと思う。
そのひと自身が悪くなくてもなんとなく関わりたくないというか。
犯罪を起こすと自分だけでなく家族も確実に巻き込まれ、でも家族だから関わらないようにするのも難しいし。
色々考えさせられました。
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