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挑戦と覚悟と [フィギュアスケート]

昨日は「ニノさん」楽しかった!
くしゃくしゃの笑顔と突っ込みどころの多い緩いトークに癒され、でもちゃんと競技者としてのすごさも紹介してもらえて良い番組でした。
努力を外に出さないとか頑張る理由が自分ではなく周りのためとか、二宮くんと共通するところがあるみたいで彼のファンにも理解され楽しんでもらえて良かったなあ。
ワンピースオンアイスといいゲームといい、他界隈の人たちに昌磨くんの魅力を知ってもらえるのって本当に嬉しい。

そして今日、トヨタイムズの昌磨くん独占インタビュー動画が公開されました。
最近、競技のことを話す昌磨くんには覚悟やトップとしての自覚が見えるなと先日のメ~テレ生出演の時も感じてたんだけど、今日のインタでそれがより濃くなりました。
追いかけられる存在であること、結果を出したからこそ自分の理想を追求したいこと、今後のフィギュアスケートへの思いやベテランとして後輩たちに何かつなげたいという思いが最近の昌磨くんからはすごく伝わってくる。


やらなきゃいけないことが目の前に転がり込んでくると勝手に思ってるので、今僕が競技で結果を残したいのであれば、この2年間と同じような練習、ジャンプというものにひたすら打ち込めばいいと思いますし、 そうではなくて、自分が過去に思い描いた高橋大輔選手のようなスケーターになるということを考えると、点数に反映されにくかったとしても、表現を表現者として自分なりの努力をするのか、 このシーズンオフ中に答えを出せたらなと思います。

とSOIの完全版インタビューで話してたけど出した答えが今こうして聞けて嬉しいな。
この答えを導くきっかけのひとつになったのがワンピースオンアイスなんだろう。
7月のナウボイスでは演技に感情を乗せることにワンピの練習のなかで気づき、自己満足できる表現を求めたいと話していたし。

ステファンも嬉しいだろうなあ。動画で言ってた話し合いはやっぱり去年のNHK杯頃のことだろうか。
自分の意見をしっかり持って通す昌磨くんもかっこいいし、昌磨くんの気持ちを尊重しつつ、待ってましたと言わんばかりの難プロを突き付けてくるステファンもかっこいい。
ステファンは昌磨くんの力を信頼してるし表現をもっともっと見たいと思ってくれてるんだと思う。

昌磨の芸術性は、愛から生まれています。彼の周りには、彼を愛し、彼に芸術のオーラを与えてくれる人がたくさんいる。 昌磨は、自分が得た愛のおかげで、情熱に満ちた動きをするのです。

愛を与えてくれる一人にステファンがいるのって表現者を目指す昌磨くんにとって幸せなことだと思う。


昌磨くんはジャンプばっかだったと言うけど、少なくとも昨シーズンは技術と表現を高いレベルで両立させた存在だったよ。
だからジャンプもやりながら、表現面を頑張りたいって発言をする選手が今シーズンは増えているんじゃないかと。
これまでも、トップの選手に勝つためにどうすればいいかってみんなが考えて流れを作ってきたよね。
昌磨くんが流れの一番先にいるようになったんだと思うとあたらめて感慨深い・・・

昔から昌磨くんはジャンプばっかりになるのはちょっと、表現がうまい選手になりたいって思いは持ってたよね。やっと挑戦できる時がきたんだなあ。
去年、成績をなげうってでも挑戦したいって言ってたけど、それはまさに今年なのかもしれない。
もしうまくいかなかったら世界王者なのにーとか色々言われるだろうことは承知で、それでも自分の理想のために、そして今後のフィギュアスケートの在り様のために頑張っていく覚悟をしたんだと思う。

競技者として理想の演技を追求しながら半プロとして競技外の活動も全力で。
新しい選手像を切り開こうとしている昌磨くんを私も期待と覚悟をもって応援していきたいなと思います。



タグ:#宇野昌磨
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自己満足を見たい [フィギュアスケート]

昌磨くんのフリー、ついにお目見えとなりました!
「Timelapse」「Spiegel im Spiegel」、タイムラプスと呼んでいいのかな??
ちょうど真ん中あたり、ステップの途中から曲が変わり静かなピアノの音でスピンを重ねながら終わっていくという他に見ない構成のプログラム。
これはアイスショーでまさにステファンとか、ベテランの表現者が踊って観客をうならせる曲だと思う。
まったく曲が助けにならないし、これで4回転を何本も入れて競技をする?ものすごい挑戦的だ・・

なんとなく、ショートとフリー前後編なのかなと思っていて。
ショートの前半、「月の光」では何か昔の懐かしい楽しい思い出に浸ってるところから不思議な月の光のお導き(笑)でどこかに飛ばされ、あれ、、?って感じでショートは終わってるのよね。
フリーはその世界でなにか苦悩し時々我に返りつつ抗い立ち向かい、「Spiegel im Spiegel」のところでついに達観の境地となり自分自身と対話して終わる。
最後のスピンに入る前のコレオで地面から大切そうに何かを掴んでるんだよね。苦しんで戦った先に何か大事なものがちゃんと残ったんだなあとほっとしました。

・・・まだどちらも昌磨くんが作り上げてる最中だけど今のところのイメージはこんな感じ。
昌磨くんの現在の心境をステファンが曲に託して表現させているんだろうか、とか、これまでのスケート人生を表しているのだろうか、とか色々想像してしまう。それが楽しい。

ボレロ、G線上のアリア、そして今回のフリーと、同じフレーズの繰り返しを表現する曲が続くね。
それをまったく単調にさせず飽きさせないで魅せることが出来る昌磨くんの表現力が信頼されてるんだろうな。
シニアに上がってからは有名曲や盛り上がりのある曲が多かったけど、ついにこういう曲が来るかあ・・・と感慨深い。


グランプリシリーズの会見で今シーズンの目標を「自己満足」とした昌磨くん。

自分に出来ることというか、自分にしかできないこともある。 自分が何をしたら自分が満足できるかっていうのをスケートっていう分野に求めていきたいな

と、以前ナウボイスでも究極の自己満足だなって話してたよね。
家族やコーチ、周りの人に喜んでもらうために頑張ってた昌磨くんもすごく素敵だけど、
自分の満足のためにスケートをするってそれもすごく素敵だしきっと周りの方もそうしてほしいって思ってるんじゃないかな。
昌磨くんが周りの人の幸せが自分の喜びになるのと同じように、周りの人も昌磨くんの幸せを喜びにしていると思うから。

私も昌磨くんが滑り終わって今の滑りすごく良かったなあって思ってくれたら、それは涙が出るほど嬉しい。
ワンピースオンアイスがとっても楽しかった理由の一つは、昌磨くんが楽しんで自分の演技に自信を持って満足しているのが伝わったから。
今度は競技でもそんな満足を感じて欲しいと思っています。
その時が来たら昌磨くんはどんな顔をするのかな?


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