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三浦しをん 「風が強く吹いている」 [読書]


風が強く吹いている

風が強く吹いている

  • 作者: 三浦 しをん
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2006/09/21
  • メディア: 単行本



駅伝なんてやったことないようなメンバーを集めて学校に駅伝部をつくり、箱根を目指す物語。
いくらなんでもやったことない人たちがいくら頑張っても箱根にはいけないだろう・・・とは思うけど、そこは物語。
それぞれの登場人物が悩みなど抱えつつ走る姿に共感。
特にラストはなぜか涙が出ました。

私はマラソン嫌いだし苦手だし、どんなに頼まれても走ったりすることはないと思うけど、マラソンが好きだという人たちの気持ちは少しわかりました。
駅伝のことにもちょっと詳しくなり、これ読んだ時期がちょうど年末年始だったこともあり、箱根駅伝がより楽しくなりました。

次は「舟を編む」、ぜひ読みたい!
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宮部みゆき 「模倣犯」「英雄の書」 [読書]

宮部みゆきの本も色々読んでます。「レベル7」とか、「火車」とか。

一番面白かったのはやっぱり「模倣犯」ですね。

私のイメージでいうと・・・
なんかいろいろ裏の顔を持ってるけど、人気者の出来杉くんとそれに寄りかかってばっかのスネ夫。
それから二人に利用されてしまった気が優しく要領の悪いのび太。
のび太を信じている妹・しずかちゃんは結局出来杉くんに取り込まれしまう。

被害者側だけじゃなくて、加害者側の過去も出てきて、ちょっとスネ夫には共感してしまったり。
長い話だけど全然飽きませんでした。

最後、しずかちゃん(妹)が死んじゃうのはちょっといただけないなあ。
せめて心が病んで、外国とか遠いところにひっこんでしまう、ぐらいにしておいて欲しかった。
だって、のび太くんもいなくて、救いようがないじゃない。。

あとは「英雄の書」」も面白かったです。

ファンタジーはあんまり読まないんだけど・・・これは、なんかゲームを見ているみたい。RPG。
主人公の女の子が、魔法が使えるようになって、お供が増えていき、途中敵をやっつけたり謎解きをしたりしながらラスボスを目指す、みたいな。

主人公ユーリは、年の割にはしっかりしすぎじゃん?て思うけど、まあ、ゲームなら、いいか。
「無」とか世界観がわかったようで今でもよくわかんないんだけど・・・。なのでそれを説明している前半は眠気と戦いながら読んだのですが、そのあとはテンポ良く楽しめました。
最後はちょっと悲しい終わり方になってしまうけど、ユーリの数年後の話はぜひ読みたいなと思います。


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司馬遼太郎 「胡蝶の夢」 [読書]


胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)

胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)

  • 作者: 司馬 遼太郎
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1983/11
  • メディア: 文庫





司馬遼太郎の幕末モノは学生時代にはまって読んでいたんですが、唯一手をつけてなかったのがこれ。

江戸期の漢方と蘭方、医者の身分や医学の進歩などがよくわかりました。
医学をやるにしてもまず外国語を勉強しないといけないところがこの時代の大変なところ。
現在ももちろん深く勉強しようと思ったら英語とか(あ、医学はドイツ語?)しないといけないけど、昔は外国語なんてまったくなじみのないものだったから本当に大変だったんだろうなと思います。
あの頃の日本人が頑張ったからこそ今があるわけで。
しかもそういう人たちは大体農民だったり武士でも身分の低い貧しい家の人だったり。
今、私たちはこんなに一生懸命何かを勉強したり研究したりすることってあるかなあと考えてしまいます。

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角田 光代 「森に眠る魚」 [読書]


森に眠る魚

森に眠る魚

  • 作者: 角田 光代
  • 出版社/メーカー: 双葉社
  • 発売日: 2008/12/10
  • メディア: 単行本



子供を通して知り合ったママたち。初めはみんなで仲良く遊んでいたけど、それぞれの生活水準、子供に対するしつけや教育など価値観の違いが見えてきて疎遠になったり心の中で毒づきつつ付き合ったり。

これは、、読んでて「怖っ」と何度も思いました[たらーっ(汗)]
出てくる人たちの中には性格的に似てるなって感情移入出来たり、こういうことあるあるって思ったけど、、
女ってこわいなと思いました。
これからママになる人が読んだらちょっとまずいんじゃないかと[あせあせ(飛び散る汗)]
付かず離れず適度な距離で付き合わなきゃいけないのがママ友なんだろうなあ。難しいです。

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東野 圭吾 「秘密」、「手紙」 [読書]


秘密

秘密

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1998/09
  • メディア: 単行本



事故の後遺症(?)で、娘の体に妻の魂がのりうつり、傍目には妻を亡くした父と娘として生活していく。
妻は人生をやり直してるかのごとく学校生活を楽しむが夫は割り切れず・・・

ラスト、すでに妻の人格が消えているはずの娘が結婚するのだけど、でも実は記憶は消えてない??
って感じで終わるのですが、二人の選択が切なくて泣けます。


手紙

手紙

  • 作者: 東野 圭吾
  • 出版社/メーカー: 毎日新聞社
  • 発売日: 2003/03/01
  • メディア: 単行本




殺人を犯してしまった兄を持つ弟の話。
殺人犯の弟ということで、何も悪いことをしてないのに差別をうけていったり進路が希望通りに進まなかったりと理不尽な扱いをうけていく。
一方の兄はそんなことは知らず、時々近況報告の手紙を書いてよこし、いつしか手紙すら読まなくなる弟。

加害者の家族のこと、考えたことなかったけど、こういう扱いをやっぱり受けてしまうんだろうなと思う。
そのひと自身が悪くなくてもなんとなく関わりたくないというか。
犯罪を起こすと自分だけでなく家族も確実に巻き込まれ、でも家族だから関わらないようにするのも難しいし。
色々考えさせられました。

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本読んでます。 [読書]

小さい頃から絵本を読むのが大好きなけいたん。
いつの間にか図書館通いが週末のお楽しみになっていました。

私はというと、学生の頃は歴史物にはまってよく読んでましたが、社会人になって忙しくなってからは・・・。
さらに子供が生まれてからは、とても本をゆっくり読む時間もないし気力もない。
気軽に読める雑誌や漫画ばっかりでした。

が、せっかくけいたんと一緒に図書館に行ってるのにもったいないと思い始め、去年辺りからまた読書を再開させました。

といっても何を読んでいいかわからず、とりあえず私でも知ってる有名な作家さんの本や映画化したりしてタイトルに覚えのある本を選んで読んでいます。

特に印象に残ったものについて記録しておこうと思います。
自分も何読んだかわからなくなるかもなので(笑)

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