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強さの原動力は [フィギュアスケート]

グランプリファイナル、すごい試合でした。
昌磨くん、銀メダルおめでとうございます!
おそらく本調子ではない中、今できるすべてのことを演技で発揮できたと思います。
何よりNHK杯に引き続き気迫の後半リカバリ・・・!音楽は静謐なのにやってることは鬼強くてこれが味わえるのは競技だからなんだなと。
でもジャンプは主張しすぎることはなく音楽に寄り添って程よいアクセントになってる。
芸術作品として、でも競技性もあって、という高い水準での両立がショートフリー共に感じられる。

私は両プログラムとも最後のスピンが大好き。ショートは音楽が盛り上がりふっと音が消える様を早い回転をすっと抜いてポーズするところが表現として素晴らしい。
フリーはだんだんゆっくりになる音楽とともに余韻を残して回転を緩め、静かに自分を慈しむようにポーズをとって終わる。
中国杯から少しずつ最後のポーズ変わってるけど、今回のポーズは昌磨くんが自分のスケート人生を大切に胸におさめている感じがしてじんわりとします。


NHK杯後、私は昌磨くんがどんな気持ちでいるのか心配で仕方なく。
頑張ってきた練習を出せた演技がことごとく否定されたような、突然の理不尽な採点。
練習はいつも通りもくもくとしているだろうけど、認められるかわからないジャンプの練習なんてどういう気持ちでやれるの??と。
昌磨くん自身は直近の調子があまり良くなかったのは試合の結果ではないと言ってたので、あまりこちらがあれこれ言ってはいけないかもだけど・・・
でもさくっと切り替えて練習!なんてそんな簡単なことじゃなかったのはわかる。
そんな中、試合に出てきてくれて、笑顔も見せてくれてありがとう。
最後まであきらめず強い気持ちで試合に挑んだ昌磨くんは本当に本当に強いと思う。

昌磨くんの強さの原動力になってくれたのがステファン。
ファイナル出なくていいと泣いた彼の気持ちを思うと胸が張り裂けそう・・・私もNHK杯直後は同じような気持ちになってしまったので。
自分のことで泣いたり怒ったり喜んだりしてくれる人がそばにいるって心強いよね。
ステファンが気持ちをまっすぐぶつけてくれたことで昌磨くんは逆に自分がどうあるべきか落ち着いて考えられたのかもしれない。

ヒーローが何度も立ち上がり強くいられるのは大切な仲間が心のよりどころになっていてその思いに応えたいから。
強い気持ちでやり切った昌磨くんのことステファンは本当に誇らしく嬉しかったと思う。
昌磨くんとステファン、お互いに支えあう素敵な関係だね。

「昌磨の芸術性は、愛から生まれています。彼の周りには、彼を愛し、彼に芸術のオーラを与えてくれる人がたくさんいる」
「昌磨が愛すべき人間であること、そのものが表現になっている現象に、いつも感動させられています」

こんな風に深い愛情と信頼を寄せてくれるコーチが寄り添ってくれていること、本当に幸せだ。
その思いに演技で返す昌磨くん、大好きだ。
また全日本で笑顔の二人が見られますように。

タグ:#宇野昌磨
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