司馬遼太郎 「胡蝶の夢」 [読書]
司馬遼太郎の幕末モノは学生時代にはまって読んでいたんですが、唯一手をつけてなかったのがこれ。
江戸期の漢方と蘭方、医者の身分や医学の進歩などがよくわかりました。
医学をやるにしてもまず外国語を勉強しないといけないところがこの時代の大変なところ。
現在ももちろん深く勉強しようと思ったら英語とか(あ、医学はドイツ語?)しないといけないけど、昔は外国語なんてまったくなじみのないものだったから本当に大変だったんだろうなと思います。
あの頃の日本人が頑張ったからこそ今があるわけで。
しかもそういう人たちは大体農民だったり武士でも身分の低い貧しい家の人だったり。
今、私たちはこんなに一生懸命何かを勉強したり研究したりすることってあるかなあと考えてしまいます。
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