卒業

一日たって、すこし落ち着いて昌磨くんの卒業について考えています。

「卒業」って、すごく昌磨くんらしい、優しい言葉選びだなと思います。
こういう場合、移籍しますとか、コーチ関係を解消しますとかが一般的なのかと思うけど、どれも形式的でなにかあったのかと勘ぐってしまう。
卒業と言われれば、これまでの感謝と、これからの期待と、少しの後ろ髪ひかれる思いとが温かく浮かんでくる感じが私はします。

実際、そんな感じだったんでしょうね。

海外合宿を長く行うと発表されたときにちょっと予感というか、これまでとは違うなとは思ってた。
今までそんなに長く美穂子先生のもとを離れるなんてなかったよね。
それだけ世界選手権の結果が重かったということだとは思ったけど。
今のままではだめだ、変わらないとって話してたから、この合宿のことだと思ったら、もっと、根本的に変えようと思ってたんだね。

あの時にはもう卒業を考えていたのかな。
ずっと心の片隅にあったものが顔を出したのかな。

ただ、昌磨くんは、「先生を変えることはない」って言ってたし、今まで周りからさんざん言われただろうに変えなかったし、頑固だし義理堅いから、変えることはないと何となく思ってた。
そんな昌磨くんが自分の思いを翻すのはものすごく悩んだはず。。
でもきっと、そういう昌磨くんの気持ちを汲んだ先生方が、いつもの笑顔で背中を押してくれたんだろうな。

小さい頃からずっと一緒にやってきて、自分の子供のような教え子を手放すのってどんな気持ちなんだろう・・・
私は母親目線で見てしまうので、美穂子先生の気持ちを思うと泣けてきます。
いつか来る自分の子離れの時を予習してるみたい

どんな時も笑顔で迎えてくれる美穂子先生が隣にいなくなるのは寂しい。
あの笑顔にどれだけ救われてたか！
そして後ろに満知子先生がいることの安心感。
オリンピックシーズン、ジャンプ構成をいろいろ変えて上手くいかなかった昌磨くんを基本に立ち返らせてくれたのが先生でした。
本当にいい先生たちに囲まれて良かった

だけど、来季のプログラムは美穂子先生って言ってたよね？？もう決まってるとも。
まだ美穂子先生の振り付けも卒業とまでは言ってないし、今後も振り付けは依頼してくんだろうか？
もし振り付けを変えるにしても、名古屋から離れたとしても、先生方との絆はこれからも続いていくし、折々に顔を出して礼を尽くすんだろうな


この一年、昌磨くんは何年も過ごしたのかというくらい、内面も外見も大人びて。
きっと新しい場所でも自分を見失うことなく、新しい先生にも可愛がられて前に進んでいけると思います。
巣立っていく昌磨くんのこれからを変わらず応援しているし、新しい「宇野昌磨」を楽しみにしています



昌磨くんは今頃、発表がやっと出来て少しほっとしてるのでは？
すっきりした気持ちで、まずは韓国でのアイスショー、頑張ってきてね